成長とは何かをあらためて考えてみる。

選挙特番で爆笑問題の太田さんが岸田総理に聞いた。
「岸田総理は成長と分配だと言うけど、そもそも成長とは何ですか?どのようになることを目指して成長と言っているのですか?アメリカのような経済的成長を言うのですか?でも、それが本当に日本が目指すべき成長でしょうか?」
このように太田さんは聞いたのだが、それを聞いて確かにその通りだと思った。成長、成長と言うが、何を目指しているのか?岸田総理は「国民皆さんが豊かな生活ができるようになること。」と答えていたが、では、そのためには何が必要なのか?
果たしてアメリカはそのようになっているのか?アメリカにはGAFAがある。とんでもない時価総額を持つ会社ばかり。利益額も数十兆円を稼ぐ。経営者がもつ資産も国家レベルである。一方で、貧困に苦しむ人が増えているように見える。二極化が進み、国が割れている様に見える。
このような成長をこれからの日本は目指すのか?国民全員が豊かな生活をしているようには見えないが・・・。
成長と聞けば、それで納得してしまうのだが、果たしてどのような成長を目指すのかとなれば、それぞれの答えがあるのではないだろうか。そして、それを政治家は示すべきではないだろうか。あの特番での太田さんの言動は批判が集まっているが、その中で岸田総理に聞いたこの質問は良かった。
さて、これと同じことが会社にも言えるのではないだろうか?社員一丸となって会社の成長を目指し、それにあわせて毎年成長をしていく。社員全員がそれを実感して、給与が増え、自身のポストも上がっていく。この状態はまるで日本の昭和30年~40年代の高度成長期と同じ。きっとあの頃は多くの国民が自分たちが豊かになっていっていることを実感していたはずだ。それと同じである。
しかし、社員が増え、成長はしているのだが以前のような勢いはなくなり、毎年の成長率が下がってきた。それでも、社長は成長を目指すという。その成長とは何なのか?これまでと同じように会社の規模拡大を目指すのか?それ以外に目指すことはないのか?また、会社の規模拡大という成長を目指すと言いながら、実際の成長率は下がってきている。これまで懸命に一丸となって働いてきた社員がどうもそっぽを向き始める。辞めていく社員もいる。
今の日本は不足感が漂う高度成長期ではない。満たされつつある成熟期である。会社も常に高い成長率を続けられるとは限らない。成長率が下がる時もある。GAFAの中にも成長率が下がっているところもある。
さて、そのGAFAはこれまで何を目指していたのだろうか?そして、今は何を目指しているのだろうか?規模拡大を目指していたのだろうか?今も目指しているのだろうか?
成長は結果である。何を目指していたのか。目指すのか?それが、大事。成長とは結果なのだから。

