大阪府、吉村知事に学ぶリーダーシップ。

大阪府、吉村知事のコロナ感染収束にむけた「出口戦略」発表などによるリーダーシップが注目をされ、その評価も高まっている。吉村知事のリーダーシップがなぜ注目をされ、評価をされるのかを考えてみた。そこには非常時に求められるリーダーシップがある。
今回の吉村知事のリーダーシップを見ていて、私が感じたのは
一、明解な数値目標が示されていて、分かりやすい
一、話す内容が分かりやすい。ストレートに普通に話している。
一、朝礼暮改OK!方向性などを示すことが重要
一、周囲に優秀なブレーン(専門家)をおく。現場情報に敏感でいる。
一、他者貢献、強さ、自信などが感じられる
といったこと。これらは非常時に組織を率いるリーダーに求められることである。
出口戦略として数値で示しているが、これが分かりやすい。「数字」がもつ客観性があるからだ。今、どのような状態で、ゴールまでどれぐらいの位置にいるのかが分かりやすい。また、誰が見ても同じモノサシにもなる。
言葉に専門用語などが少なく、友人や知人、家族と普通に話すような言葉を使っていて、分かりやすい。一方、安倍総理の言葉が響かないのは自身の言葉で話しているようには感じられないことがある。誰かがまとめた原稿をただ読んでいるように感じてしまう。
吉村知事は出口戦略とともに、入口戦略も示した。休業要請の解除を始めるときの基準となるのが、出口戦略。そして、もしその後に感染者数が増え始めたときに休業要請を始める基準となるのが入口戦略。どちらも数字で示しているが、これが本当に正しい数値なのかどうかは分からない。もちろん、専門家との意見交換で決めているはずだが、100%正しい数値とは限らない。ただ、大事なのはやはり示すことである。もし、間違っていればその理由とともに誠実に修正をする。朝令暮改の精神をもって今の答えを示すことが必要。
専門家との意見交換だけではなく、現場で起きていることにも敏感な姿勢が感じられる。これは吉村知事の感性なのか、それともそのことについても指摘をする人が周囲にいるのかどうかは分からないが、専門的な情報だけではなく、現場情報にも敏感でいるのは必要な姿勢である。
そして、吉村知事には一貫して強さや自信が感じられる。しかし、休業要請をすることで吉村知事には様々なメッセージが届いているはずだ。名指しで休業要請をしたのも、吉村知事が初めてだったと思う。脅しなど脅迫的なメッセージもあったと思う。もしかすると身の危険を感じることがあったかもしれない。ただ、そういうことは一切感じさせない強さを見せている。きっと、そこには政治家としての使命、府民や大阪府の経済を守るという他者貢献の強い姿勢が感じられる。
分かりやすい明解な方向性やゴールを力強く示すこと。もしかすると、それは間違えているかもしれないが、それでも示すこと。これが非常時のリーダーには求められる。
そういうことを吉村知事のリーダーシップから学ぶことができ、そして、それが多くの人から共感と評価を得ている。

