原価上昇で原価が分からなくなっていないか。

コロナ禍となり、住宅会社や住宅リフォーム会社では原価が上がり続けている。また、これからもまだ上がる気配が続く。その中で、見積もりの見直しを行い、販売価格や受注価格も上がっている。
こうなると売上は上がっていて好調に見えるけれども、粗利が下がり、営業利益も下がる。その結果、増収減益となる。
増収増益 ・・・ 売上を上げるだけではなく、販売価格アップと原価上昇を押さえることが必要。
増収減益 ・・・ 販売価格を上げても受注が伸びる地域一番店クラスの会社に多い
減収減益 ・・・ おそらく実際には最も増えていると思われる。
減収増益 ・・・ 人員削減など大幅な経費削減をしなければ不可能。
従来であれば、販売価格を上げる時に、粗利率を見直し、同時に粗利額を増やすのが、粗利アップの基本的な方法。商品(原価)を見直しながら新たな商品をつくり、そのときに販売価格を上げ、粗利額が増えるようにする。また、当面はキャンペーンを行いながら、特典を用意し、従来の販売価格とそう変わらない金額で提案できるようにする。
このようにしなければ営業社員は、お客様以上に価格に敏感なため、価格が上がることが営業力ダウンになりかねない。
また、コロナ渦では商品内容が変わることなく、原価上昇による販売価格アップとなっているため、営業社員のマインドには気を付けなければいけない。これまでであれば、価格の提示に堂々としていた人も、今はおっかなびっくりになっていないだろうか。
そうならないためにも、少なくとも今の原価上昇は自分たちの会社だけのことではないことを知っておかなければいけない。ところが、それが今分かりづらくなっている。「原価上昇が続くが、もしかするとウチの会社だけではないだろうか。そんなことはないと思うが、本当にそうだろうか。」
建築資材や設備機器の原価が上がり続けているが、この原価は本当に正しいのだろうか?
原価が上がり続けているため、以前であれば他社とも比較しながら、正しい原価として認識していたものも、今は分かりづらくなっている。
会社として営業社員に心底、今の原価上昇は他の会社でも同じように起きていて、これまでと同じように自信を持って提案ができるようにしなければいけない。
できることは、他社と情報交換をすることだ。できれば同じ規模の会社と情報交換をした方が良い。
但し、今の原価上昇が続けば、お客様の予算がどこまで付いて来られるのか?という問題もある。しかも、大手銀行の住宅ローン固定金利が上がり始めている。
会社としては、その対策も進めていく必要がある。

