判断はリスクと共に。(チェック済)

社長は「決める」ことが仕事である。それも、社長でなければできない判断を決めるのが仕事である。
その多くはお金や人材など経営資源を使うものである。経営資源を業績アップなど会社の成長につなげていくことが、社長の仕事である。
さて、経営コンサルテイングの仕事を通じて、様々な社長と出会うが、経営資源の使い方が上手な社長とそうでない社長がいる。
上手な社長とは積極的に経営資源を投資していくタイプ。一方で、あまり上手でない社長は守りの意識が強すぎるタイプである。無謀な投資はいけないが、これだけ情報化が進んだ今、必要な情報を集めようと思えば簡単とは言わないまでも、以前と比べれば明らかに得やすくなっている。
そういうなかで守銭奴型の社長では会社を大きくできない。
投資に対して消極的になるのは、きっと失敗を恐れているからだろうと思うが、私は10年ほど前から経営戦略として投資をしたことが失敗したという話をあまり聞かないように感じている。
失敗にも程度があるが、大幅に業績を落とすとか、会社が倒産をしてしまうといったことは、10年以上前と比べれば業界内でもあまり聞かれなくなっているように感じる。
以前であれば、身の丈以上の投資が響き・・・といった事を聞いたと思うのだが。
それだけ中小企業の経営レベルが上がっていると感じるし、そこには情報化によって情報が得やすくなっていることもあると思う。
何が言いたいかと言うと、投資が消極的になるのは、その投資によって得られる成果を最高のものを求めているからではないだろうか。
しかし、投資力がある社長はむしろその投資が失敗するとすればどのようなことが起きるかを想定し、それが許容範囲であれば、前に進んでいるように感じる。
投資による最悪のケースを想定している。そして、仮にそれが起きたとしても許容範囲内であればGOを出す。
成功のイメージではなく、失敗したときのイメージを考えて、決めている。
ただし、投資をするからには可能な限り情報を集めて、調べて、勉強をする。
一方で、投資力が弱い社長は収益性を高める意識は強いが、売上を伸ばす意識が弱く、投資に必要な情報を集めることも、それによって新しいことを学ぼうと勉強する姿勢も弱い。
投資は失敗した場合をイメージして、決断をする。
業績を伸ばす社長を近くで見ていて、感じることだ。

