先に会社を決めるという考え方。

例えば、あなたが自宅のリフォームを考えているとする。
それも、数百万以上、1000万円以上かかりそうな大型リフォームだ。例えば、家の屋根、外壁をすべてキレイにする。そして、玄関周りやお庭など外構もすべてキレイにしてガラッと変える。
また、お風呂、キッチン、トイレなど設備はすべて入れ替えて、部屋の壁や床などもすべてキレイにやり替える。
さらには、相当に古くなったので耐震補強と断熱工事もして、間取りもガラッと変えるリノベーションをする。こうなれば、かるく1000万円以上かかる。
さて、いづれにしても数百万か1000万円以上をかけてリフォームをすることになった。
ただ、どの会社に頼めばいいのか、あるいは価格はいくらかかるのか、妥当な金額はいくらぐらいなのかがまったく分からない。これからそれを考えていかなければいけないとする。
そこで、インターネットで検索をする。まずは見積もりをお願いしなければいけない。そこで、リフォーム専門のポータルサイトも見ながらなんとなく良さそうな会社を5社選んだ。
次に、連絡をして我が家を見てもらって見積りと提案を作ってもらわなければいけない。5つの会社すべてに見てもらうことになった。1社あたりかるく1時間はかかるだろう。リノベーションのような大きな工事になれば建物を診断しなければいけないので、2時間くらいはかかる。
それを、5社すべてにやってもらう。合計時間にすると7~10時間かかることになる。一日ではすまない。2~3日を用意しなければいけない。
そうして1~2週間後になると、今度は各社から見積もりやプランの提案が始まる。なかには3週間経っても持ってこない会社があるので、早く持ってきて欲しいと連絡をしなければいけないかも。5社すべての会社の内容を見比べたいからだ。
また、1社1社のプランと見積もりの説明を聞き、それを比べる作業を始めなければいけない。一度の提案では済まないから、それぞれの会社に要望を伝えなければいけない。プラン内容や見積について不明なところや分からないこと、そして価格交渉も必要だろう。
こういう作業を5社すべてに対して、何度かしなければいけない。契約までこの作業を続けるとなれば、5回くらいは必要だろう。大きな工事となればプランと見積もりを確定させるまでには10回くらいは必要になる場合もあるだろう。
そうすると、一体、何度この打ち合わせをすることになるのか。仮に、1社あたり5回が平均としても5社すべてにしたとすると25回になる。1回あたり2時間とすると50時間だ。しかも、それに加えて業者がいないところでも夫婦だけや家族だけで検討をする時間も必要だ。そのような時間も含めると70~100時間かかるかもしれない。
さらに、ただ時間を使うだけではなく、考えなければいけないし、話し合わなければいけない。そういうストレスがかかる。場合によっては夫婦喧嘩や家族での言い争いといったことも始まるかもしれない。
ヘトヘトになりながらリフォーム会社やリフォーム内容を決めていく。大変な作業である。本当はもっと楽しく我が家のリフォームを考えたいのに、そんな余裕はなくリフォームはどこか諦めの内容になってしまっている。
さあ、こんなリフォームをしたいだろうか?
もっと楽しくリフォームを進める方法はないのだろうか。
それが、はじめに依頼する会社を決めるということである。それも、プランや見積り内容で決めるのではない。それ以外の要素で会社を比べて決める。プランや見積り、ましてや金額で決めてしまうという失敗を犯さないために。
プランや見積りを決める材料にするとしても、初めにもってきてもらう1回の提案で十分だ。各社1回は提案をしてもらって、それで頼む会社を決める。その腹積もりではじめからリフォーム会社とは対応をして、その考えも伝える。
では、そうなったときに何で比べれば良いのか?そこで考えることがリフォームを楽しむために、また失敗しないために大事なことである。そうしたことが見えてくる。
こういう選び方をすれば、先ほどのケースと比べれば会社を決めるまでの時間は少なくとも五分の一となる。ストレスもあわせれば十分の一の負担で済むかもしれない。
そして、早々に決めた会社と我が家の楽しいリフォームを一緒に考えていく。
こういう進め方がリフォームを楽しむ方法であるし、失敗しないリフォームである。提案する側もこのことを伝えなければいけない。お客様は知らないのだから。
一度、数百万以上を使って我が家のリフォームを経験してみれば、十分に分かることなのだが。

