住宅会社や工務店が戦略を考える時に忘れてはいけないこと。

アメリカンフットボールの試合を見ていると、ゲームの途中で頻繁に選手が集まりミーテイングをしている。次のプレーの作戦会議をしているのだ。次の1プレーについてミーテイングをしている。
また、野球は頻繁にサインを出す。先日、中学野球部の息子の練習試合を見ていたのだが、そのときの対戦相手の監督はキャッチャーにピッチャーが投げる球のサインを出していた。それも、一球一球のサインを出していた。ここまでサインを出すチームは珍しいが、基本的にはサインプレーで試合が進められる。
なぜ、このようなサインが必要なのか。それは、相手や状況によってプレーが変わるからだ。
アメリカンフットボールや野球のような細かなサインプレーはなくても、対戦前に作戦を立てるのはあらゆるスポーツで行われる。そして、それは対戦相手によって変わる。
スポーツの場合、目標は勝つことにある。そして、勝つための戦い方があるのだが、それは相手によって変わる。勝つという目標は変わらないが、対戦相手がどのように強いのかによって作戦は変わる。
これは、住宅会社や工務店の経営にも通じる。住宅会社や工務店が業績を上げようとするときに同じことが言える。目標によって、立てる作戦や戦略が違ってくる。そして、その目標をリーダーやメンバーと共有をすることが作戦に迷いがなくなり、その効果を高める。
スポーツでは対戦相手をどのように分析をするか、その分析結果を選手全員が共有できているかが、作戦を立てる前に必要なこと。勝てる相手とみるのか、それとも油断をすると負ける相手とみるのか、あるいはワンチャンスを活かさなければ勝てない相手とみるのかによって作戦は違ってくる。
しかし、選手のなかで勝てる相手とみている選手とワンチャンスを活かさなければ勝てない相手とみている選手が入り混じっているとすると、せっかくの作戦がチームの結束力が弱いために進められない。
住宅会社で工務店で業績アップを考えるときに、110%成長を目指すのか、3年後には200%アップを目指すのかによって必要な戦略は違ってくる。あるいは、新商品をつくり業績アップを目指す時も、その新商品で110~120%の売上げ増を目指すのか、あるいは3年後には年間100棟以上の受注を目指すのかによって戦略は違ってくる。
そして、戦略の共有や検討をするよりも前に共有すべきは目標である。何を目指しているのかの共有をすることが、まずは必要。そして、戦略や戦術を検討するときも常に目標を共有することを忘れないこと。
目標を忘れた戦略や戦術の検討は的外れなものになる。
相手を見間違えた作戦ではどれほどそれが優れていたとしても勝てないのと同じだ。
我々が目指しているものは何か。常に共有をしておきたい。

