事業計画をつくるときの基本的な考え方。

事業計画とは、売上、粗利、経費、営業利益までの損益計画と、その実現方法を考えること。
そして、何のために事業計画を立てるのかと言えば、営業利益を上げながら事業を成長させていくためである。
・事業を成長させていくこと
・営業利益を上げること
この2つを実現させるために事業計画を立てる。経営に限らず、どのようなことでもそうだが、目標を達成するには計画がいる。
それも高い目標であればあるほど、計画が必要だ。
経営以外のことでいえば、例えば私は富士山に登ったり、フルマラソンを走ったりしたことがあるが、どちらも私としては登頂や完走をするのは決して楽なことではない。
そのために計画を立て、必要なことを粛々と進めていき、本番を迎え、幸いにも登頂も完走も経験をしている。
仮に、ぶっつけ本番でチャレンジをしていたとすれば、間違いなく登頂も完走もできていない。
経営も同じである。事業を成長させたいのであれば、その目標がいる。そして、その目標を達成するには計画がいるのだ。
そこで、中期経営計画など事業計画を作ろうとするのだが、その目的が
・事業を成長させるもの
・営業利益を上げるもの
となっているかどうかが大事である。
例えば、成長とは前年売上比で120%以上となっているかどうか。営業利益は5%以上、10%を目指せるものとなっているのかどうか。
例えば、売上を上げるためには社員の採用が必要になったとする。そのときに、営業利益だけを考えれば採用はしない方が良いと考えるかもしれない。
しかし、事業を成長させるために必要な売上であれば採用をしなければいけない。人の成長には時間がかかる。中途採用で即戦力とは言っても、入社して即既存社員と同じ成果を上げる人材は、そういるものではない。新卒社員であれば尚更だ。
ただ、売上を上げ続けるには、社員数を増やしていかなければいけない。売上増、社員数増、利益増をどう計画立てるのか?
3ケ年先までの事業計画を立てた時、2年目は社員を増やすために営業利益率は下がるかもしれない。しかし、3年目は採用した社員が育つので、営業利益率は上がるという計画もあるかもしれない。
事業計画を単年度だけで見るのではなく、3年で見たときに考えられる発想だ。
・増収増益
を目指したいのはもちろん。しかし、場合によっては戦略的に
・増収減益
もあるということだ。ただ、そこには社長やリーダーの意図や戦略、計画がなければいけない。それを狙ってやっているかどうかである。
経営は、ゴーイングコンサーンと言われる。1年や2年で終わるものではない。永続的に続くものである。それを決算上、一年で見る習慣があるだけだ。
事業計画は
・事業を成長させるため
・営業利益を上げるため
に、つくる。そのために、3年を見据えた中期経営計画が必要となる。2年目に成果を上げるために、1年目には何を準備しておくべきなのか。あるいは、3年目に成果を上げるために1年目に何をしておくべきなのか。
ここに戦略的な発想が生まれる。

