事業をスケールさせる仕組みづくりを。

会社を大きくするにはお客様や社員、取引会社の人たちとどのような仕事をしていきたいかという想いは必要。お金や利益だけでつながる関係ではなく、お互いに共感ができる想いが会社を強くし、大きくする。
しかし、想いだけでは会社が大きくなるには限界がある。想いでより多くの人とつながって、会社を大きくするにはそのための仕組みがいる。大事なのは、そのどちらも他の会社にはないほどに、レベルが高いものにしていかなければいけないこと。
想いに寄った経営では業績の伸びに限界がくる。会社が大きくなるのは右肩上がりに一直線ではなく、所々で成長が留まる踊り場を迎えながら成長していく。そして、成長意欲が強く、想いも強く、勉強熱心で人間的な魅力もある経営者でも、社員が30名を超えるあたりになってくると成長の踊り場を迎える。
住宅会社や住宅リフォーム会社の場合、社員が30名くらいまでであれば中途採用中心で業績を伸ばしていくケースが多いが、そこから事業を大きくしようとすると新卒社員の採用へとシフトさせていく。その方が採用、教育、育成を社内でプログラム化させることができ、効率的な人材育成が図れるからだ。
但し、それを進めて、業績を伸ばし続けていくには、新卒社員を早期に育成し、成果を上げさせる仕組みが必要になる。新卒社員の早期育成化は企業にとって重要なテーマであるが、実は新卒社員にとっても重要なテーマになる。いつまでも成長実感がもてない会社では先行きに不安を覚えるようになり、もっと成長できそうな会社、あるいは他に魅力が感じられる仕事を探そうとする。
また、会社にとっては採用した社員の定着化は生産性を上げていくためにも大事になってくる。しかし、現実は採用した社員が100%辞めないということはない。辞めていく社員はどうしても出る。それは、超大手企業でも変わらない。なので、会社としては一定の割合で社員は辞めていくことを想定しておくことも仕組みである。もちろん、その割合を減らしていく取り組みや仕組みは会社には必要。
そうしたことを想定したうえで、新卒社員を採用しながら社員数50名を超えていくように事業をスケールさせていく。その時は、経営者の想いだけでは限界がある。
ところが、想いが強い経営者ほど、強い想いさえあれば何とかなると考える傾向がある。強い想いを持ちながらも客観的に自身の特徴や思考のクセとその弱点を知り、事業をスケールさせていくために足りない部分の取り組みを進めていく。
また、事業をスケールさせていくときは目指す事業規模を明確にしておくことも必要。それによって何が必要になるかが変わってくる。
強い想いに加えて、事業をスケールさせていくための仕組み。これが成長曲線の踊り場を乗り超えていくツールである。

