ランニングから学ぶエフェクチュエーション。

ランニングをしているといつもより気持ちよく、タイムも早く走れる時がある。一方で、いつもと比べるとキツく感じて、タイムも伸びない時がある。なぜ、このような違いが出るのか。その原因を知りたいと思っているのだが、未だ分からない。
前の日の睡眠時間なのか、前回のランニングからの休息日数なのか、仕事で感じているストレスに違いがあるのか、走る時間、天候、走る前の食事や食べる時間、あるいは体重なのか?色々と確認をしながら走っているが分からない。この違いをルール化して、いつも気持ちよく快走したいと思っているのだが。
そんなことを知り合いのランナーに呟いた時、ハッとするアドバイスをもらった。その人は私よりも長く走ってきている人で、フルマラソンの経験もあり、今も習慣で走っている。「いつも快走はできないよ。体調は変わるから。だから、その日の体調にあわせて走るようにしてみたら。まさに、体に調子を聞きながら走る感じ。」と言われて、目から鱗が落ちる感覚があった。
確かに、そうだと。比べるのもおこがましいのだが、「マー君のようなプロの一流ピッチャーも日によって調子が違うことをよく言っている。そして、その日の調子にあわせてピッチングも調整をしていくと言っている。」と同じで、その日の調子に合わせていくことかと。
そこで、ふと思い出したのが、「エフェクチュエーション」。これは最近の優れた起業家に共通する意思決定理論として注目を集めているもの。
これまでは、初めに売上目標など目指す姿を設定してから、それに必要な手段を検討して進めていく方法が取られることが多かった。この方法は、「コ―ゼーション」と呼ばれ、目標設定型の逆算型アプローチをとる。しかし、現代はVUCAと言われるように変化が激しく、予測不可能で通用しなくなっているとも言われる。
そこで、コ―ゼーションとは対極の考え方として、手持ちの手段から新しいゴールを発見していく問題解決型アプローチとしてエフェクチュエーションが求められようになった。
ランニングで言えば目標タイムを設定して走ろうとすることと、目標は持ちながらもその時の体調を感じ調整しながら走ろうとする違いなのかと。
コ―ゼーションでは目標達成のために「何をすべきか?」と考えるのに対して、エフェクチュエーションでは「何ができるのか」という観点から考え、「3つの資源」から必要な手段を見出していく。その3つとは、
①自分は誰なのか?
自分が持つ能力や特性を知る。
②何を知っているのか?
自分が知る知識や経験してきたことを知る
③誰を知っているのか?
人脈
ランニング中は体調を感じながら、①と②を考えながら走ってみようと思う。
これまではランニング中にキツく感じることがあると、その理由を考えながら走っていたが、これからは体調にあわせて気持ちよく走るようにするには何ができるのかと考え方を変えて走るようにしてみようと思う。
コ―ゼーション型ランニングとエフェクチュエーション型ランニング。
2つの理論をランニングを通して体験してみよう。楽しみ。

