ランニングからも体験できる成長のフレームワーク。

人は成長しようと思えば、自分自身に負荷をかけていかなければいけない。
私の息子は今、高校受験を控えている。夏に野球部を引退するまでは、机に座り続けて勉強をする習慣がなかった。合格に向けて学力を上げていかなければいけなかったのだが、まずは机に長い時間座り勉強を続けられるようにならなければいけなかった。今ではその習慣が身に付いているが、彼にとっては負荷がかかっていたはずだ。
勉強も、スポーツも能力を伸ばしていこうと思えば、トレーニングを積まなければいけない。そうしてパワーが付き、技術も身に付いていく。それは、常に自分自身に負荷をかけ続けることである。負荷をかけることなく、それまでの自分のままでは変わらない。
私はランニングを習慣にしているが、タイムを伸ばそうと思えば、やはり負荷をかけて走らなければいけない。いつも心地よい状態で走っているとタイムは伸びない。負荷をかけて苦しさを感じながら、タイムを伸ばす意識を持って走ることで、必要な筋力がつきタイムが伸びる。
そして、これは仕事にも同じことが言える。仕事でこれまで以上に成果を上げられる人になろうと成長を目指すのであれば、意識的に自分に負荷をかけていかなければいけない。今の自分の能力の中で、できる仕事を続けていくのは楽だし、失敗することもないだろう。しかし、それを続けても新たな能力が身に付く事はない。
さて、成長を目指そうとするとき、3つのゾーンがあると言われる。
一つは、「コンフォートゾーン」と言われるもの。これは自分にとって居心地が良い状態。これまでに経験したことやこれまでと同じ仕事が当てはまる。ここにいる限りは成長が期待できない。
そこで、二つめに一歩踏み出た場所として、「ラーニングゾーン(ストレッチゾーン)」がある。これまでに経験したことがない未知のゾーンであり、人が最も成長する所と言われている。そのために、慣れていないことにも積極的に行う、なりたい姿や目標を描き、その実現に必要な行動を起こす、いきなり大きなことではなく小さなチャレンジを積み重ねる習慣を持つ、といったことが考えられる。
ちなみに、三つめは「パニックゾーン」と言われる。ここは負荷がかかり過ぎていて、何も考えられなくなってしまう。ストレス過多で体調を崩したり、精神的不調をきたす恐れもあるので、ここは早く抜け出さなければいけない。そのためには、逃げだすことが必要な時もある。
コンフォートゾーンは安全な場所なので、そこにいることは心地よい。基本的には人はコンフォートゾーンにいることが好き。そのために意識ができていないと、常にここにいることになる。心地よいのだが、成長にはならない。ただ、それが悪いのではなく、本人がそのことに納得をして幸せを感じられているのであれば良い。
つまり、意識をして選んでいるかどうかが大事。
成長したいと思いながら、自分がコンフォートゾーンに居続けていることに気づいていないのが問題。意識できていないのだ。そういう人は、ラーニングゾーンへ自分を意識的に持っていくようにする。具体的には、何か新しいことに意識的に取り組むことなどがある。また、さらにさらに成長を目指すのであれば、ラーニングゾーンのなかでも、より負荷がかかることへチャレンジする。そこでの心理状態は、ワクワクドキドキしている。
今日もワクワクドキドキする一日にして、新しい自分になろう!

