マーケティング投資タイミングの見極めについて。(チェック済)

「まだ、目標の売上には達していないから。」「もう少ししっかりと利益が出せるようになってから。」「まだ人が育っていないし、リーダーも頼りないから。」
以上のようなことを考えて投資できない。投資とは住宅会社で言えば、新しいモデルハウスやショールーム開発といったマーケテイング投資をここではイメージしている。
投資はまだ時期尚早という判断である。確かに、分からなくもない。準備不足の段階で多額な投資は無謀とも言える。ただし、「~すれば」、「~できたら」といった「タラレバ発想」でいるといつまで経っても投資ができないことにもなりかねない。
一方で、傍目には少し無茶に思える投資を積極的に行って、それが功を奏して業績を伸ばし続けていく会社がある。そして、数年で地域一番店の地位を確保し、盤石な体制をつくりあげる。
なぜ、このように積極的な投資ができるのか?傍目には少し無茶に思える投資ができるのか?「タラレバ発想」にならずに投資ができるのか?
この両社の違いや境目はどこにあるのか?
まず、一つはトップがどこを見ているかにある。積極的な投資ができるのは自分たちの「未来」を見ており、投資を逡巡してしまうのは「今」を見ている。
未来とは可能性である。自分たちの可能性を信じている。一方で、「今」は現実である。現実主義は人を冷静にさせ、確実な行動をとらせるので大切なことではあるが、できていないことや改善点に意識が向きがちにもなる。
積極的な投資ができる社長は、なぜ未来志向や可能性志向になれるのか?それは、自分たちの未来・可能性が見えているからだ。一方で、投資を逡巡してしまう社長は見えていない。
そして、それが見えている社長は、その未来や可能性を実現させるための計画を立て、実行しているに過ぎない。その計画とは、いわゆる事業計画である。3年先くらいまでの事業計画を立てている。
事業計画を立てることで自分たちの未来や可能性が見え、その実現に必要な投資や行動、目標が見える。そして、予定どおりに目標を達成しているのであれば、たとえ課題を感じることがあっても、予定どおりに前に進める。
営業社員には毎年、目標売上があるように、社長にも目標がある。それは会社を成長させていくための戦略的投資を進めることである。それが、できたのかできなかったのか?それで社長の仕事は判断される。
それと、同時にその投資のリスクを考える。もし上手くいかなかったら、どうなるか?それが、許容範囲なのかどうか?許容範囲であれば、打って出る。
投資は成功と失敗の両面を持つ。100%成功すると分かっているものは投資とは言わない。積極的な投資で業績を伸ばす社長は、投資についてはそう考えている。

