マネジメントが先か、マーケティングが先か。

マネジメントとは組織づくり。マーケテイングとは集客や営業、商品づくりといったこと。業績を上げるにはどちらも重要なのだが、あえて重要度や優先順位を付けるとすれば、どちらを優先にするだろうか。
マーケテイングが十分に機能しているのであれば、マネジメントをより強化すれば業績はさらに上がるだろう。そして、マネジメントが他社以上に機能をしているのであればマーケテイングを強化すれば業績はさらに上がる。
どちらも企業経営には必要なことではある。
しかし、マーケテイングこそ必要な状況にも関わらずマネジメントを重視している会社、また、マネジメントこそ必要な状況にも関わらずマーケテイングを重視している会社がある。そして、このような状況になっている会社は業績も頭打ちになっている。
例えばIT企業などトップ層の技術力で魅力的な商品を開発し急成長をしている会社に必要なのはマネジメントである。顧客増に対応できる体制づくりが肝である。また、住宅事業でいえば分譲事業もマーケテイングの要は仕入れであり、トップ層で仕入れを握ることができる。それができれば業績は伸びるのだが、マネジメントを整えておく必要がある。
しかし、このような事業の方が稀で、業績を伸ばすにはマネジメント以上にマーケテイングに力を入れるべき会社の方が多いと私は思っている。社員数も数十名の小さな組織にも関わらず、社員のモチベーション向上などの組織開発に力を入れる。そこにいくら投資をしても残念ながら業績へ与えるインパクトは小さい。
以上から、会社が業績を上げていく手順としては、マーケテイング力の向上からマネジメント力の向上へとなる。まずは会社としてマーケテイング力をもつ。そのうえでマネジメントとなる。そして、マーケテイング力の向上は社員数が数十名といった中小企業ではトップ層の能力にかかっている。
会社は社長で99%決まると言われる。もっと言うと社員数が数十名の中小企業の多くは、会社の業績はトップ層のマーケテイング力で決まる。
それにも関わらず、自らのマーケテイング力を高める能力の無さを棚に上げて、社員の意識向上を促そうとするのはトップ層の逃げと私には見える。
社員数十名の中小企業にとっては、マネジメントよりもマーケテイングが先。
まずは、このことを受け止め、トップ層がマーケテイング力を高めるために時間とお金をかけて投資を行う事。この思考チェンジで業績を上げられるようになる会社は多くある。

