ブランドはどっち!?機能価値と見栄え価値。

妻が鞄に入る小さな水筒が欲しいというので、東急ハンズへ買い物に。
こんなにも水筒を持つ人がいるのかと思うほど、お店では水筒の充実した品揃えがされていた。私は日ごろ、水筒は持たない。外へ出る時は、いつも決まった炭酸水とコーヒーのペットボトルを買い、持ち歩いている。
さて、妻がどの水筒をどのように選ぶのかを見ながら、私も一緒に考えていた。
まず、水筒の基本的な機能価値を考えると、鞄にすっと入れやすい形状であること、飲み口部分の飲みやすさ、保温性、洗いやすさがある。
ちなみに、洗いやすさを言うのは妻。それを聞くまでは、私はまったく考えていなかった。
およそサイズは300ミリくらいまで。妻は小さな鞄に入れて持ち歩けるくらいのものが欲しかったようで、小さいサイズを探していた。
さて、このあたりの性能を確認しながら見ていると、やはりブランド商品が気になってくる。タイガー、象印、サーモスといったあたりだ。
これらブランドの商品になると保温性にはそれほど違いはない。形状も似たりよったり。好きな色があるかどうか。それから細かなところでは、飲み口部分やふたの開け閉めに違いがある。
ノンブランドの商品もあったが、すでにこの段階で外れていた。価格は多少は安いのだが、そこで、外れる理由はやはり基本性能への信頼や安心がトップブランドには劣ると思われるからだ。
なかには、デイズニーなど女性に人気のキャラクターデザインのものがあり、妻はそれを手に取って気に入っていたようでもあったが、やはりブランド商品の中から選んでいた。
ノンブランドは基本性能ではブランド商品にはイメージを含めて勝てないだろうから、見栄価値であるデザインで付加価値を付けている。
水筒に保温性のような基本性能価値を求めない女性であれば、こちらの商品を選ぶのだろう。しかし、水筒に保温性を求めないとは、どういう使い方をするのかと思うが。
価格は、ブランド商品もノンブランド商品も300ミリくらいのものだと、どれも2000円前後で変わらない。
30分ほど商品を手に取りながら考えて選んだのは、サーモスの商品。保温性、洗いやすさ、飲み口、ふたの開けやすさといった基本性能で選んでいる。デザインは、淡いピンクでシンプルなもの。
そして、一緒に選んでいるうちに私も欲しくなり、衝動買いで買った。やはり選んだのは、サーモスの水筒。私が選んだ理由も妻と同じ。
基本性能でまずはしっかりとしているもの、実績や評判、ブランドイメージなどから判断をして選んだ。デザインはシンプルで良い。
では、ブランドの中でも、なぜタイガーや象印ではなくサーモスを選んだのか?そのなかでは保温性は、どれも同じくらい高い。なので、飲み口部分と洗いやすさ、そしてシンプルなデザインとカラー、それから、私は家で使っているタンブラーがサーモスのものを使っていることも大きかった。そのタンブラーを気に入って使っているので。
ブランドとはどういうものか?今回は水筒を選びながら考えていたのだが、やはり、まずは基本性能のレベルが高いこと。これがなければブランドにはならない。まずは、その部分で評価を受けていることが必要となる。
それから、見栄え価値の洗練さが求められる。そこでは、私の場合は基本的にはシンプルなデザインを好む。
それに対抗するノンブランド商品は基本性能を高めながら、見栄え価値のところで差別化を進める。
このことは住宅や戸建てリノベーションにも同じことが言える。まずは、基本性能価値で信頼を得ること。そこで、実績と評判をつくっていくことが、ブランドになっていく。

