ニトリに学ぶ不況期をチャンスに変える経営。

コロナ倒産負債ランキングが発表されている。それによると
1位 WBFホテル&リゾーツ(大阪府) 負債総額160億円
2位 レナウン 負債総額138億円
3位 エターナルアミューズメント(ゲーム、アミューズメント運営) 負債総額84億円
4位 キャスキッドソンジャパン(鞄・雑貨製品販売) 負債総額65億円
5位 旭東ホールディングス(旭東電気持ち株会社) 負債総額64億円
6位 旭東電気(各種漏電遮断器・安全ブレーカー製造) 負債総額62億円。
7位 有楽商事(パチンコホール経営) 負債総額55億円
8位 ロイヤルオークリゾート 負債総額50億円
9位 シテイ―ヒル(婦人服販売) 負債総額49億円
10位 MJG(接骨院経営) 負債総額43億円
以上のようになっている。業種別でみるとホテル関連が2社、服飾関連2社、アミューズ施設関連2社となっている。
コロナ下で業績下降をたどる会社がある一方で、増収増益宣言をする企業がある。
それが、増収増益を34期連続で目指す「ニトリ」である。その強さはどこにあるのか?
ニトリはそもそも不況期に強い。むしろ、不況期で多くの企業が苦しむ中、そういう時こそ出店拡大などの積極経営を進めてきた。実際、ニトリはこれまでにもバブル崩壊、リーマンショックといった大きな経営的ショックを乗り越えてきているが、そういうときこそ積極的にアくセルを踏み込み、国内家具市場での圧倒的首位を確立してきている。
その結果、今期(2021年2月)の売上高予想を6532億円(前期比1.7%増)、経常利益1133億円(同3.4%増)と発表している。利益率も高く、経常利益率が17%を超える。家具小売りでこの利益率の高さは驚異的。
しかも、財務体質も良い。無借金経営であることに加えて、自己資本比率が80%超、現預金が約1600億円となっている。ちなみにこれらは3年前と比べると倍以上に積みあがっている。
ここ数年で倍以上に資金を厚くしてきたのは、まさに今回の不況期を予想していたかのようだ。虎視眈々とそれを狙っていたようにも感じる。
不況期になると不動産価格や資材が下がる。そこで、店舗用地の仕入れと開発に動く。コストを押さえた出店ができる。
長期的視点に立ったピンチをチャンスに変える経営を実現させている。ニトリからは目が離せない。

