コンサルタントが経営者とぶつかる時はないのか?(チェック済)

経営者とコンサルタントの関係性で最も良くない状態は、お互いに分かりあえていない時である。表面的にはそのように見えないかもしれない。あるいは、お互いにそのようには思っていないかもしれない。
しかし、お互いに何となく本音で言い合えていないと感じている。それは、明確な現象としてあらわれている訳ではないので、お互いに何となくそのように感じているという程度である。ただし、そのような状況にあるときは、現場も停滞感があったり、空気が悪くなっていたりする、そして、現場がそのような状況であることは経営者もコンサルタントも感じている。
そのような空気がある現場なのだが、決して社員は仕事をさぼっている訳ではない。成果も悪い訳ではない。まずまずの成果を上げている。しかし、そこでの空気が良いかというと、何となくそのようには感じられない。
基本的に経営者とコンサルタントがお互いの考え方が違うために真っ向からぶつかり合うことはない。そのような関係性であれば、そもそもお付き合いは始まらない。お互いの考え方を理解し、コンサルテイングを進める目標や目的を共有したうえで進めるのであれば、その途中で激しくぶつかり合うことは、まずない。
それよりも何となくお互いに本音で言い合えていない状況が起きる事の方が多い。これで業績が落ちていれば、経営者もコンサルタントも激しく動き始める。しかし、そのような目に見えて分かりやすいことも起きていない。
これはどういうことが起きているかと言えば、さらに成長の可能性があるにも関わらず、まずまずの成果を上げている現状に満足をしている。成長スピードが落ちているともいえる。このような状況でも何かのきっかけで空気が変わり、成長スピードを上げ始めることはある。しかし、それはいつになるのかは分からないし、多くの時間がかかるかもしれない。
では、この空気を変えるのは誰なのか?経営者なのか、コンサルタントなのか?
これは答える人によって違う。つまり、経営者が答えるのであれは、答えは経営者になる。コンサルタントが答えるのであれば、答えはコンサルタントである。私はコンサルタントなので、この状況を変えるのは、コンサルタントであると答える。
要は、どちらも会社の成長、組織の成長の可能性を大きく見て、メンバーと一緒になって、それに向けてチャレンジをしているかということである。
そこでは、経営者とコンサルタントが常に本音で話し合えていることが必要になる。そのために、ぶつかり合うことが必要であれば、そのような時間を持つ。しかし、激しくぶつかり合うことだけが本音で語り合うことではない。冷静に静かにお互いの考えや想いをぶつけ合うこともできる。
経営者もコンサルタントも大事なのは、成長の可能性に常に目を向けているかどうかである。

