カスタマーアワードの開催。

社員がどのような仕事をしているのか?お客様からはどのように喜んでいただけているのか?こういったことは、社員数名など会社が小さいうちは全員が見えていても、社員が増えて会社が大きくなると見えなくなる。自分が仕事をする周囲の出来事しか見えなくなる。以前よりも会社が多くなっているにも関わらず、ひとり一人の社員が見ている世界は変わっていない。
私たちの会社はどのようなお客様から選ばれているのだろうか?そして、どのように喜んでいただいているのだろうか?こういったことを知るのは会社に誇りを持つことにつながる。
会社でいるとお客様からのクレームは社内で素早く共有されるようになっているが、お客様の喜びの声、そして、その声をいただけるようになるまでに、どのようなストーリーがあったのかというのは共有できていないケースが多い。これは勿体ない。
私が勤めるコンサルテイング会社では年に一度、社員の表彰大会がある。一年で成果を挙げた人を讃え合う。この中に「コンサルテイングアワード」という表彰がある。ご支援先で著しい業績アップを実現した事例や会社の行動指針である「変化を原動力に」、「経営者に伴走しよう」、「良心に従おう」に沿ってご支援先から大変感謝されている事例を表彰する機会になっている。
その選考は、まずは各部署からその内容を数分の動画にまとめてエントリーする。そして、全社員がエントリーされた動画を見て、自分が良いと思ったものを三つ選ぶ。どの動画が多くの票を得たかと、経営陣の票によって決まる。各部署からは「これぞ!」という内容のものがエントリーをされるので受賞事例は素晴らしいのはもちろん、他の部署で誰がどのようなコンサルテイングをして、ご支援先からも感謝されているのかを知る機会になる。
これと同じことを住宅会社や住宅リフォーム会社でもできるはずだ。営業部からはお客様との契約までのストーリー、設計部からは打合せ中のストーリー、工務部からは建物が完成していくまでのストーリー、といったように分ければ多くの部署からエントリーできる。「カスタマーアワード」といった名称にすればどうだろうか。
クレームの声とは違って、お客様が喜ぶ声やそのために仲間がどのような仕事をしているかは会社が拾い上げなければ埋もれたままになっている。勿体ない。

