オヤジバイク。

バイクで初めて公道を走った。巣で親鳥に育てられた小鳥が、初めて巣から飛び立つような感情だったのか。青空を自由に思う存分飛び回れる嬉しさ。その一方で、天敵など危険と遭遇するかもしれない怖さ。
ワクワク、ドキドキの瞬間である。でも、やはり巣で一生を過ごすのではなく、外へ出たい。そんなことを考えながらの初めてのバイク公道デビューだった。
天気はまさに五月晴れの気持ちよい青空。最高の天気。そして、乗るバイクはヤマハの名車SR400。最高のバイク日和のなか、最高のバイクに乗ることができた。
コースはどこを走れば良いのかが分からなかったので、レンタルバイクショップの人に相談する。4時間のライドを予定していたので、それに合うコースを紹介してもらった。そこは、山や畑のなかを走る農道で信号も少なく、気持ちよく走れた。
トンネルが2ケ所あったのだが、トンネルの中がこれほど冷たいとは初めて知った。また、万一、トンネルの中でこけるようなことがあれば死ぬなと思うと、怖かった。
バイクは楽しい乗り物ではあるが、死も考えさせる。その緊張感も良い。普段の生活で死を意識することはほとんどないはずだ。それでは人間も動物としての本能がぼけるかもしれない。
まだ慣れていないからだと思うが、バイクに乗っている時は常に緊張している。危険をキャッチしようと神経を使っている。瞬時の判断も求められる。ボーっとしていると危ない。
昨日も2度ほど危険を感じた。一度は、わき見をしていてふと気づくと前の車に近寄り過ぎていた。手前で避けることができたのだが、ほんの数秒のわき見でも状況は変わる。
それから、カーブを曲がり切れなくて、センターラインを少しオーバーしてしまうこともあった。その時は反対方向から車が走ってきて、その車が避けてくれたからぶつからなかったものの、ぶつかってもおかしくない状況だった。
それは、カーブを曲がる手前での減速が十分ではなかったことが原因。走っているときの状況で、ついスピードを出し過ぎてしまうことがある。自分の運転技術を過信してしまうことがある。私の癖だと思うので、気を付けなければいけない。
まだ一度しかバイクで公道を走っていないが、バイクに長く無事故で走り続けられている人の中には、馬鹿はいないのではないかと思う。
ハッキリ言って自動車を運転する人には馬鹿は多い。自己中心で、まわりも十分に見ないで、危険察知も弱く、またボーッと運転する人も多い。
しかし、バイクでそのような運転をすると間違いなく事故を起こす。
常に、考えて、瞬時に判断をして、危険も早く察知しなければならず、周りの状況に応じた運転をしなければいけない。
とにかく私のバイク公道デビューは最高の天気に恵まれ、また乗ったバイクはヤマハの名車SR400という最高のものとなった。
これからも安全第一でバイクを楽しみたい。

