なんのためのKPI。

KPIを追っかける仕事って、楽しいか?
住宅営業で言うと、まずは新規面談数、それからアポ数など。目標としている新規商談が少ないから、そのために必要な行動をとれ!あるいは、アポ数が少ないからそのために必要な行動をとれ!
と言われる。
あるいは、ある事業の責任者として、新規集客数が少ない、あるいはそれに必要な集客イベントの回数が足りていないと言われ、それらに必要な行動をとり、メンバーを動かせ!
と言われる。
初めのころは、それに必要な行動をとる。それが結果につながればまだ良い。もし、結果につながらなければ空しい。そうなると、「俺たちは何のためにKPIを追っかけているんだ?」と。
ただ、結果が出ていないと、また新たなKPIが設定される。そして、これまでのKPIに加えて、あらたなKPIを追っかけることになる。
もう大変。やることばかりが増え、まだそれが結果につながれば良いが、もし出なければ空しいを通り越して、やる気をなくす。
言うとおりにやっても結果はでぇへんやん!やってられへんわ!
となる。普通は。私でもなる。
では、これはそういう指示をした上司や会社が悪いのか?悪いとは言えないが、無能だとはいえるだろう。そういう上司や会社で働くことになった不幸を嘆くか。
そのような他責な仕事をしている限り、自分が上司やリーダーとなったとき、同じようなことを部下やメンバーに繰り返すだろう。
大事なのは、そのKPIは何のためのものなのかを常に問うことである。
契約を上げるため、業績を上げるためということで設定されたKPIのはず。目的は目指す結果を上げることである。それを忘れてしまって、KPIが目標となってしまう。
KPIを疑う目を持たなければいけない。本当に、「このKPIは目標を達成させるものなのか?」ということだ。この問いは指示を与える社長や上司だけのものではない。指示を受けるメンバーも持つ必要がある。
PDCAに、KPI。
流行りの経営ワードではあるが、これにまみれるとやることばかりが増えて、結果が出ないことになりかねない。新しいことをやろうとするときは、同時に辞めることを決める。
成果を上げるために、いかに短期で、いかに省工程で、シンプルにあげるか。
そういう意味では、いかに楽をして成果を上げるかという発想は大事にしなければいけない。

