「鬼十訓」が必要な時もある。(チェック済)

今は働き過ぎは悪と見られる。残業も休日出勤も悪。働き方改革で無理をしない働き方が推奨される。
一方で、これからはITやAI、ロボットを使ったDX化がますます進んでいく。それによって、これまで人が担ってきた作業的な仕事はITツールやロボットに任せられるようになる。
その分、能力を活かして、好きな仕事、挑戦したいと思える仕事に関わる人が増えていく。そうなると働く意味が変わる。仕事で成果を上げたいと思えるようになり、成果が上がることで仕事が好きになり、仕事をすることが楽しくなる。そこでは残業も休日出勤も厭わない。好きで、楽しいことをしているので、長時間労働も苦にならない。むしろ長時間労働をすることで、より成果を上げたいと考えるようになる。
以前、電通に「鬼十訓」と言われるものがあった。パワハラを受けた社員が自殺をしたことで、今はなくなっているはずだ。
ただ、成長期にある会社や人にとっては必要なことが書かれている。
1.仕事は自ら創るべきで、与えられるべきではない。
2.仕事とは、先手先手と働きかけていくことで、受け身でやるものではない。
3.大きな仕事と取り組め、小さな仕事は己を小さくする
4.難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5.取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは。
6.周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地の開きができる。
7.計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8.自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらない。
9.頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10.摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。
確かに過激な発言箇所はあるが、どれも普遍的な価値観であり。ビジネスが競走である限り、必要な教えになっている。
ちなみに、私が勤めるコンサルテイング会社にも以前はこのような行動指針があった。今はあまり見なくなってしまったが。
表現は時代にあわせて変えたとして、仕事で成果を上げていく本質的なことは変わらないのではないだろうか。そして、IT化やDX化によって、これまでとは違う労働環境になっていくだろうから、これから益々必要になっていくのではないだろうか。
長い時間仕事をすることで、能力は伸びていく。体を鍛えることで筋肉が付いていくように、多くの仕事をすることで、仕事で成果を上げる筋肉が付く。
働く時間の短縮化や休日をとることを考えていると、その機会を失くしてしまうかもしれない。また、会社の成長力も落としてしまうかもしれない。
働く時間も、働く場所も自由に選べ、働きたい人はいくらでも働ける。
第二世代の働き方改革はこのようなものになっていくのではないかと思う。

